メッキの詳細

通常のメッキ仕上げ

■磨き・ホーニングとは

磨きは滑らか仕上げ・ホーニングはざらざら仕上げになります。
通常バッジでは凹凸プレスの場合、凸部分は磨きをかけてつるつるにします。逆に凹の部分はホーニングを行いざらざらにします。
こうすることで金属の見栄えにメリハリが出て最後出来上がってくるバッジの仕上がりに高級感が出ます。

全部磨きにしてバッジ全体をツルツルに仕上げる事もできますが、最後上がってくるバッジが安っぽくなってしまう事が多いです。

■メッキ

●磨きまたはホーニング
磨き・ホーニング処理を行って、バッジ表面の質感を整えます。

●洗浄
バッジの製造工程と磨きとホーニングで付いた金属片や埃をここで綺麗に洗浄いたします。

●めっき
バッジ各色のメッキコーティングを行います。メッキコーティングを行う事により、劣化しづらく傷がつきづらくなります。

■メッキ仕上げのバッジ
・金メッキ

真鍮製の金色凹凸バッジに用いられるメッキです。
通常凸部分を光沢有り、凹部分を光沢無しにして凹凸感を出しますが、
全体的に光沢を出さない仕上げも可能です。


・ニッケルメッキ

真鍮製の銀色凹凸バッジに用いられるメッキです。
通常凸部分を光沢有り、凹部分を光沢無しにして凹凸感を出しますが、
全体的に光沢を出さない仕上げも可能です。


・ロジウムメッキ

純銀製の銀色凹凸バッジに用いられるメッキです。
通常凸部分を光沢有り、凹部分を光沢無しにして凹凸感を出しますが、
全体的に光沢を出さない仕上げも可能です。


・真鍮ブロンズメッキ

真鍮色に薄い黒味がかかった仕上がりのバッジです。
全体的に渋い感じに仕上がります。



・銅ブロンズメッキ

銅色に薄い黒味がかかった仕上がりのバッジです。
全体的に渋い感じに仕上がります。

 

 

・銅メッキ

真鍮製の銅色凹凸バッジに用いられるメッキです。
通常凸部分を光沢有り、凹部分を光沢無しにして凹凸感を出しますが、
全体的に光沢を出さない仕上げも可能です。


銀イブシ仕上げ

●厚銀メッキ
銀イブシは通常のバッジより工程が多くございます。研磨や洗浄と言う工程が多いので厚めに銀メッキをかけます。

●針ブラシ
イブシ化しやすいように薬品が良く漬かるように、メッキ部分を針ブラシで細かく傷つけます。削ると言っても表面をザラザラにする程度です。

●硫化
イブシ化するように薬品に漬けます。ここの工程で経年劣化したような見栄えになります。

●バフ仕上げ
薬品に漬けた際の表面部分が少しざらつきますので、表面を綺麗にするために機械ブラシを使って表面をツルツルに仕上げます。

●洗浄
イブシ化させた部分の汚れや機械ブラシで削ったカスを取り除くために洗浄します。

●上げメッキ
イブシが程良く残る程度に仕上げメッキを行います。

●重曹払い
仕上げメッキの汚れを落とします。

●マーク等ヘラ磨き
工程が多いので、形が少しバリや形が少しおかしいところを治します。

●錆止め塗装
錆を止める塗料を塗って、劣化しづらくします。

■銀イブシメッキのバッジ
・銀イブシメッキ

銀色に薄い黒味がかかった仕上がりのバッジです。
全体的に渋い感じに仕上がり、バッジの凸面を金差しする仕上げもあります。


ダムシン仕上げ

■ダムシン仕上げとは

うるしを塗って黒く仕上げるバッジです。
光沢ある金や銀などのメッキ色との対比がバッジの高級感を醸し出します。
ダムシン仕上げは2種類あります。
2種類の見栄えの違いはプロの目から見てもほとんど変わりません。

■ダムシン加工

●ダムシン加工
真鍮製で金メッキを施したバッジを、ラッカー艶消しの黒い液体にバッジ全体を付けバッジ全体に着色をほどこします。

 

●凸部磨き
ダムシンの凸部分のみを磨きつるつるにします。理由は凸部分のみ金メッキをかけるためです。

●差しメッキ
磨きをかけた凸部分のみに、金メッキいたします。

■金張りダムシン仕上げ

●ダムシン加工
真鍮製で金メッキを施したバッジを、ラッカー艶消しの黒い液体にバッジ全体を付けバッジ全体に着色をほどこします。

●凸部ダムシン落とし
ダムシン加工で黒く塗りつぶした部分の凸部分をはがします。

●凸部磨き
はがした部分を磨いてきれいに滑らかにします。

上部へスクロール